幼少期に村野藤吾の「広島平和記念聖堂」の写真を見て、何故か強い衝撃と深い感動を覚えました。それ以来、自分の仕事は建築の設計なのだと決めました。
様々な経験を経て13年後に第１作「アウトプット」を完成させ、早40数年が経ちます。その間設計した数は150件以上。阪神大震災までは、自分の表現をいかに実現するかを第一に考えておりました。が、震災での痛手や教訓もあり、その後は施主の思いにどう答えるか、快適さをどう表現するか、構造や省エネなどの性能をいかに効率よくできるかを考えて時代にそった知識も取り入れています。今後もより良い建築づくりを続けるため日々精進しております。